

「これまでのビジネスのやり方は終わりだ」(日本経済新聞出版社・1999年)に、
その中で「市場とは対話だ」と書かれています。
以前は、マーケットとは供給側と需要側は対話で成り立っていました。
商品を作る人と買う人が話し合いながら、商品は提供されてきました。
またマスメディアが発達するまでは、同様に会話で物が動いていました。
同じ町で生まれ、同じ町に住み、同じ町で学校に通い、同じ町で仕事をし、
同じ町で買い物をする。そんな時代は、近年までありました。
野菜を買うのも、魚を買うのも近所のお店で、会話をしながら買っていました。
橋を渡った角の○○のおばちゃんのお店で買っていたのです。
そして、今日の美味しい魚やどう調理すればよいかまで教えてもらったりしていました。
いわゆる商店街です。
しかし今は、テレビやチラシで宣伝されていた大型ショッピングセンターへ行き、
商品を自ら選んで買い物かごに入れレジに並んで購入します。
その間に会話がなくても買い物ができます。
そんな時代になっているのです。
しかしインターネットが発達すると、この供給側と需要側が再び近づいてきました。
前のように直接顔を合わせるわけではありませんが、インターネットというツールによって
会話ができるようになったのです。
インターネットが出てきてすぐの頃は、マスメディアの延長として捉えられていましたが、
ソーシャルメディアの広がりにより、その距離が縮まりました。
このように考えると、インターネットの中が、ますますソーシャルメディアによって
リアルに近づいてきたのだと思えます。
マスメディアでは、発行部数や視聴率などを重視し、人を頭数しか判断しませんが、
ソーシャルメディアでは、どれだけ人とのつながりが太いかが重要になってきたのです。
シリーズ「読み、書き、そろばん、ソーシャルメディア(仮)」
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