「ホームページを何とかしたいのですが、どこから手をつければいいでしょうか?」
中小企業のホームページについて話をしていると、こうした相談を受けることがあります。
- デザインが古くなっている
- スマートフォンで見づらい
- 何年も更新していない
- 担当者が退職して、触れる人がいない
- 問い合わせにつながっているのか分からない
問題はいくつも見つかります。では、最初に何を改善すればいいのでしょうか。
株式会社イーハイブでは、ホームページの見た目だけではなく、「そのホームページを誰が、何のために、どう運用するのか」という業務設計から考えることが大切だと考えています。
まず「ホームページの目的」を整理する
最初に確認したいのは、ホームページを何のために運用しているのかです。
たとえば、次のような目的があります。
- 新しいお客様から問い合わせを受けたい
- 既存のお客様に情報を届けたい
- 採用活動に活用したい
- 会社の信用を確認してもらいたい
- 商品やサービスについて詳しく説明したい
目的によって、必要なページも更新する情報も変わります。
ところが実際には、「会社案内として作ったホームページに、後から採用情報や商品情報を追加していった」というように、目的が整理されないまま情報だけが増えているケースもあります。
まずはここを整理してみます。ホームページ改善は、ここから始めたほうが考えやすくなります。
次に「更新できているか」を確認する
目的が整理できたら、次は運用です。
最後にホームページを更新したのはいつでしょうか。
ここで大切なのは、「更新しているか」ではなく「更新できる状態になっているか」という視点です。
たとえば、新しい事例を掲載したいと思ったとします。
↓
上司に確認する
↓
制作会社にメールする
↓
見積もりを確認する
↓
修正を依頼する
↓
公開する
このような流れになっていると、小さな情報発信でも時間がかかります。
すると、そのうち更新そのものが後回しになります。
これは担当者のやる気だけの問題ではありません。
「誰が更新するか」を決める
中小企業では、ホームページ専任の担当者を置くことが難しい場合もあります。
営業担当者が兼務していたり、総務担当者が更新していたり、経営者自身が情報を発信していたりします。
だからこそ、「ホームページ担当者を決める」だけでは十分ではありません。
たとえば、
- 新着情報は総務担当者
- 採用情報は採用担当者
- 事例の材料は営業担当者
- 最終確認は代表者
というように、情報ごとに役割を分ける方法もあります。
大切なのは、一人にすべてを任せることではなく、情報が公開されるまでの流れを決めておくことです。
更新の頻度も最初から決めておく
「できるだけ頻繁に更新しましょう」と言われても、日々の業務がある中ではなかなか続きません。
株式会社イーハイブでは、更新についても「頑張る」より「仕組みにする」という考え方が重要だと考えています。
たとえば、
- 月に1回、事例を紹介する
- イベント終了後に活動報告を書く
- 新しい質問をお客様から受けたら、よくある質問に追加する
- 新しいサービスを始めたら、お知らせだけでなく詳しい説明ページも見直す
このように、普段の業務とホームページ更新を結びつけると、発信するテーマを毎回ゼロから考える必要がなくなります。
ホームページのためだけに情報を作るのではなく、日常業務の中にある情報をホームページにも残していくという考え方です。
いきなり全部を直さなくてもいい
ホームページを見直し始めると、「デザインも変えたい」「文章も全部書き直したい」「写真も撮り直したい」と、改善したいところが次々に見えてきます。
しかし、一度に全部を変えようとすると大きなプロジェクトになります。
そこで、まずは現在のホームページを見ながら、次の項目を確認してみてください。
- ホームページの目的は現在の事業と合っているか
- 掲載している情報は古くなっていないか
- 更新できる人はいるか
- 更新する流れは決まっているか
- 問い合わせまで迷わず進めるか
改善点が整理できれば、「全面リニューアルが必要なのか」「一部を直せばいいのか」も判断しやすくなります。
ホームページ改善は「制作」より「運用」から考える
ホームページというと、どうしてもデザインや制作の話になりがちです。
もちろん、見やすさやスマートフォンへの対応も大切です。
ただ、ホームページは完成した瞬間がゴールではありません。
会社のサービスが変われば、掲載する情報も変わります。お客様から新しい質問を受ければ、説明したい内容も増えていきます。社員が増えれば、採用情報や会社紹介も変わります。
つまりホームページは、会社の変化に合わせて更新されていくものです。
だから株式会社イーハイブでは、ホームページの改善を考えるとき、システムだけを見るのではなく、「誰が情報を持っていて、誰が更新し、どう継続するのか」という業務設計・運用改善まで含めて考えることを大切にしています。
ホームページ運用に唯一の正解があるわけではありません。
会社の人数や業務内容、更新できる人、発信したい情報によって、適した仕組みは変わります。
「ホームページを何とかしたいけれど、何から直せばいいのか分からない」という場合は、いきなり作り直すのではなく、まず現在の運用を整理してみる。
そこから始めるだけでも、次に改善すべきことが見えてくるかもしれません。
株式会社イーハイブでは、ホームページだけでなく、業務の流れや情報発信の方法も含めた運用改善についてご相談いただけます。